夏 槍ヶ岳 そして赤沢山へも [梓山の会山行]
今回の山行は2名が槍ヶ岳そして1人が赤沢山、西岳、赤岩岳を目指す。渋沢~槍沢ロッジまで同一行動、翌日の登山は別行動で実施した。
8月19日 渋沢を5時出発、すがすがしい朝の山並みを見ながら沢渡へ向かいました。沢渡からはシャトルバスで上高地へ。上高地10:30発観光客で賑う河童橋を後にし梓川に沿った上高地の森を歩く。穂高連峰はガスがかかり山頂を隠していた。横尾を通り槍見河原で槍を仰ぐが山頂は見えなかった。
槍沢ロッジ16時到着
8月20日 槍ヶ岳には6時出発、灌木帯を進み大曲付近で残雪を歩き、殺生平へここからは長いジグザク登り目前に槍の頂が見えてもよさそうだがガスが高速で流れ姿を現さない。その中で一瞬、想いが天に伝わったのか少し姿を現してくれた。
一瞬、槍が見えた!!
雲のかかった槍ヶ岳山荘、ここから山頂を目指す。
急な岩場の登りでクサリやハシゴがありそれに湿っぽい強風が吹きつけて体が飛ばされそうでコワイ。岩場の途中手を掴む場所が見つからず体が固まってしまいどうしたらいいか分らなくなった。それでも何とか槍の穂先と呼ばれる頂上に着いた11時20分だった。
槍ヶ岳山頂
槍は天空を突き上げる独特な姿を見せなかった。下山途中、大曲分岐に着いた時「オーイ、オーイ」と上の方から声がする。赤沢山へ朝5時出発したKDさんだ、水俣乗越からの下山奇跡の合流まるで時間を打ち合わせしたかのような出会い。これには3人共驚いてしまった。
やはり槍はきつかった。でもあこがれの山、山頂まで行けた喜びが多きかった。午後4時無事に槍沢ロッジに到着した。
よかった、無事に着いて本当によかった。
8月21日 5時半頃槍沢ロッジ下山、途中梓川をはさんで穂高連峰の山々を眺めながら上高地へ到着、途中おいしい信州そばをいただき、渋沢着夜8時、お疲れ様でした。
T.I記
槍ヶ岳 のサブ山行赤沢山・赤岩岳・西岳
槍ヶ岳に上るパーティに便宜を図っていただき、赤沢山・赤岩岳・西岳に挑戦してきました。
北アルプスの表銀座にあるこれらの山を知っている人は少ないと思いますが、日本の山を標高の高い順に数えて赤岩岳(2769m)が72番目、西岳(2758m)が78番目、赤沢山(2670m)が98番目に当たり、百高山を目標にしてきた私にはいつかは上りたい山でした。ただ赤沢岳と赤岩岳には山頂に通ずる登山道が拓かれていない為にこれまで上るのを逡巡していたのです。
今回3人で槍沢まで一緒に楽しく歩いてもらって心が安らぎました。おかげで気負いなくリラックスして山に向かうことができました。そんな精神状態でしたので余裕も生まれて、三座の登頂を果たすことができました。
あと残る一座は北アルプスの祖父岳です。
尚 赤沢山・赤岩岳・西岳の記録は「K.山の楽しみ」 http://sunsuihanayukiho.blogspot.jp/2014/08/1.html にまとめましたので良かったらみてください。
K.D記
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