春が訪れた大菩薩嶺 [梓山の会山行]
大菩薩嶺
2015年4月25日
秦野駅6:15⇒ロッジ長兵衛近くの市営駐車場8:45→ロッジ長兵衛9:10
→福ちゃん荘9:30→介山荘10:30→雷岩11:30→大菩薩嶺山頂11:40
→雷岩(昼食)12:35→福ちゃん荘13:20⇒(温泉入浴)⇒渋沢駅17:45
参加者 5名
当初の予定は唐松尾根を雷岩に向けて登る予定でしたが、介山荘から雷岩に向かうルートをとりました。
登り口までの車の道筋はまだ桜が多く見られ、ユキヤナギ、コブシが咲き、里より遅い春景色でした。
福ちゃん荘からの登りでは風が冷たく、介山荘から雷岩に至る登山道からは、離れた北斜面の窪みに残雪が少し残っていました。
この山は人気の山で多くのハイカーで賑わっていました。
雷岩からの下山路では、どこかの会社の新入社員研修の100人はいる団体と一緒になりました。
花はまだみられず、新緑が目にやわらかい漸く春が訪れたという山を、天候にも恵まれ清々しく歩いてきました。
帰りに、「田野の湯」という温泉に寄り、渋沢に着いてから「晩頂」で交流を深めて解散しました。
T.I記
三浦アルプス [梓山の会山行]
三浦アルプス縦走
2015年3月14日
参加者 8名
JR逗子駅9:00⇒9:10風早橋登山口9:14→9:25仙元山9:33→10:24観音塚10:28
→11:37大桜(昼食)12:08→13:04乳頭山分岐13:09→13:41畠山13:55→14:30乳頭山分岐
→14:33乳頭山14:39→15:05田浦梅林15:14→15:44JR田浦駅。昼食別で5時間11分
前日の天気予報は晴れ時々曇り。雨の気配なし。
女心と春の空じゃなかったかな。当日までドキドキする。
逗子駅は明るい。既に皆さんお待ちかね。待つ程もなくバスの人。
降りれば待ち構える石段、急登。
少し息を切らせて仙元山。西の海、江の島、相模湾が広がる。
体勢を整え進む穏やかなハイキング道。
それとなく皆さんに知らせる。本日のコース、山は低いが越えるピークは32峰もありますよ。
でも大した反応なし。まあな。この面々では鼻歌だったな。
進めど進めど登ってはくだり。登ってはくだり。「ウワー、また下る」。
一応「アルプス」の名前あり。ムフフ。遂に聞こえた。「お昼はどの辺でとるの?」。
尾根道で狭く適当な場所は限られている。少し頑張っていただき大きな桜の下に陣取る。
後続のパーティも狙っていたらしいが先客優先。
この辺に来ると深山の雰囲気も少しある。
畠山分岐。地図上往復1時間20分程なので畠山を目指す。
昭和16年と刻まれた要塞の石杭が何個かあり一帯が要塞であったことを忍ばせる。
食後の為もあり身体が重い。少し岩場っぽい所もある。
畠山は曇り空であったが今度は東京湾の景色が堪能できた。
右の方は走水。中央に要塞島の猿島。左手海上に海堡が点々。建物が立ち並ぶ富津の街にも手が届きそう。
大きな船舶の移動がしきり。江戸時代、明治にかけて要衝の要である。
青い目の侍と言われたウィリアム・アダムムスと家康の関係について聞きかじりのお話等する。
眼下には彼の菩提寺がある。
乳頭山から一部ロープの着いた坂道を下降。
田浦の梅林到着。之が思いがけないプレゼント。紅白交えた満開の梅なのである。
残念なことに折あしく小雨。鑑賞もそこそこに田浦駅に下り解散。
T.W記、K.E写真
手沢右岸尾根から大室山 [梓山の会山行]
手沢右岸尾根から大室山
H27年2月28日
メンバー:9名
行程:西丹沢自然教室8:40→用木沢出合→手沢右岸尾根取付き9:10→P1055→P1543→大室山山頂13:10→犬越路避難小屋→用木沢出合→西丹沢自然教室16:15
大室山から南下して用木沢出合近くで白石沢に流れ込む手沢の右岸尾根を上ってきました。
用木沢出合直ぐ先の手沢橋を渡った右が源頭から直線的に南下する手沢右岸尾根の取付です。
見上げる急傾斜を慎重に、15分の踏ん張りで幾分傾斜は緩みますがまだまだ苦しい。
尾根が細ると白ザレの地表に緑の苔、心なごむ景色に出会いますが、粒子の荒い足元は不安定でズルッと滑るお寒い状況です。
第一目標の1055mピークに西丹沢自然教室から2時間かかって到着です。
大室山はまだまだ高い。
880mで2俣に分れる手沢、左俣は大室山の西隣のピーク1543mピークに詰めます。
1055mピークから白ザレと苔が一段と美しくなりますが、
右の手沢と左のトリキ沢が両側から迫り上がる標高1040m辺りは見下ろす谷との高度差に身震いします。
露岩の急登をしばし、11:15ようやく落ち着ける広尾根に出て昼食休憩です。
雪が少なかった今年の丹沢ですが、雪を載せた蛭ヶ岳、檜洞丸等丹沢主稜の峰々が望めます。
5月下旬今年も主稜縦走の計画があります。
明日から3月、冬枯れの山も日一日と春めいて白ヤシオツツジが峰々を彩る日もすぐです。
第二目標の1543mピークまでも苦しいのぼりが続きます。
「そろそろ傾斜が緩んでもいい頃なのに」と何度思ったことでしょう。
1543mピーク上の山梨県と神奈川県の県境(甲相国境稜線)に出ると雪が残っていました。
リーダーの計画には雪の手沢右岸尾根が念頭にあったはずですが、「雪がなくて助かった」と、胸をなでおろした私です。
稜線からは一般登山道を犬越路分岐から東に大室山山頂をピストンしました。
帰路は犬越路を経て東海自然歩道の用木沢出合に出て、西丹沢自然教室に下山しました。
苦しみましたが、振り返れば楽しい山行でした。
K.D記 K.N写真
鳴虫山 [梓山の会山行]
日光 鳴虫山 山行報告書
期日:2015年1月29日(木)~30日(金)
参加者:9名
1月29日(木) 横浜駅西口⇒オオルリ荘(泊)
1月30日(金) 歩行時間:約6時間30分
オオルリ荘→郵便局前バス亭(8:46)⇒(9:26)総合会館前9:35→10:00日光宇都宮道路下10:00→11:20独標→12:10合峰→12:45鳴虫山13:00→14:40神ノ主山→15:40消防署→16:00東部日光駅
報告
1月30日は、朝から雪だった。外はうっすらと雪化粧していた。前日の好天が嘘のようだった。当然、登山道にも数センチ程度の雪が積もっていた。鳴虫山頂上まではアイゼンなしで歩けた。下山時は、滑る危険があったのでアイゼンを着用した。雪が被っていて、地肌は見えない。しかし、雪を踏むと木の根や石がアイゼンの爪に引っかかり歩きにくかった。おかげで、無雪期だったら4時間のコースを6時間半かけて歩く羽目になってしまった。
今回の山行の印象としては、雪のおかげで歩きにくい思いはしたが、雪山の雰囲気味わうことができて楽しい山行だった。
M.K記
松田山・最明寺史跡公園 [梓山の会山行]
松田山・最明寺史跡公園
平成27年1月25日
新松田駅、バス発9:05-田代向(寄の一つ手前)着9;30…ふれあい動物村9:45…東屋休憩所11:00…最明寺史跡公園11:30(休憩) 出発12:00…下山…松田山ハーブガーデン12:40…十文字橋着13:00分
酒匂川 河原で「けんちんうどん新年会」
参加者 10名
天気予報どうりの快晴、バスで寄の田代向まで、ふれあい動物村のドッグランでワン君たちの歓迎を受ける。
地図には無い古沢古道を保存会の標識に沿って、心地よい落ち葉をサクサクと踏み、先人の作った山道を登る。昔はこの道は山北町との生活の道か、最明寺へのお参りのための道か思いながら。
途中、鍋割山を中央に丹沢の山並みと、
寄の村が望めるビュウポイントで景色を堪能。
今日一番の急登を登り切った所の東屋で富士山を眺め休憩。
ほどなく最明寺史跡公園に到着、春は「オオシマ桜」最高の花見場所とのこと。
軽食を済ませ松田山ハーブガーデンへ向かう、足柄平野を望みながら、収穫の終えたミカン畑を下る。
酒匂川の河原で車座になり、けんちんうどん新年会、大吟醸・焼酎・ワイン・ビール・恒例の甘酒をじっくりと味わい、けんちんうどんを流し込む。風も穏やか、ゆったりと歓談。
今年の抱負では、百名山・奥穂高・立山・ゆっくりのぼる中級の山、それにネパールトレッキングと、初夢を語って貰い、今年も楽しい登山が出来ることを誓い、日暮れの前に一本締めでお開き。
K.E記
秋 水無川本谷 [梓山の会山行]
秋 水無川本谷
H26年11月22日
参加者:2名
天候:快晴、快適、無風
コース・到着時刻: 新茅荘前駐車場8:30→本谷F1 9:10→沖源次郎出合10:25→F8 11:10→表尾根登山道12:43→塔ノ岳13:00→新茅荘14:58
記録
アー楽しかった。でも苦しさも半分入っています。
調べてみると、F1から始まりF9まであるらしい。明るく楽しい沢と紹介されている。
「濡れることなく行ける」という。「フーン」沢靴も持ってきたが要らんとポイ。ロープも使わないだろうが6.5mm30mを持つ。アプローチシューズで歩き出す。戸沢の広場はなんと満車に近い。
天神尾根の取りつき付近から源次郎沢を渡り、本谷に沿って川原を歩く。行くての堰堤は左の斜面を鎖でジグザグ。
谷が少し暗くなると正面に見覚えのあるF1。10mとも8mとも言われている。
本谷F1から右は背戸の沢、これは去年行った。沖の源次郎沢にも行っているがカイサク新道で行っているから、今日のF1からは未踏である。ワクワクする。
一応ハーネスをつけようと身支度。
F1の左の壁に鎖あり。問題なくスルスル。
すぐF2(5m)左のスリングに掴まる。
大石のゴーロ帯が続く。
F3(8m)、明るい右壁になんとも危なっかしいスリングが2本。
さて強行しようかと考えていたが、すこし戻って左に巻道あり。
なるほどなるほどと登ったは良いがトラバースが少々怖い。鎖も江戸時代に作られたような鍛冶屋さん手製のもの、掴まっていれば滑っても安心かというとさに非ず、滑れば無事に這い上がるのは結構むずかしいだろう。思い出に残った。
F4、2段といわれているが記憶にない。
F5、2段13mと書かれているが1段としかわからない。
右壁に鎖、これが結構の高度感あり、慎重に通過。
川原が緩やかになったカイサク新道横断点で休憩。またもやゴーロ帯。沖の源次郎沢出合に着く。沢は右に曲がる。やがて大きな二股、右は木の又大日沢。水量は2対1くらい。本流はここを左。
F6チョックストーンだ。
イメージとしてチョックストーンとは流れの上に大石が座っているいう感じなのだが、ここは右も左もそこらじゅうが大石。困った。あれ?右上の隙間に何か挟まっている、ほー、スリングだ。えー、どうやるのかな、高さは両手を伸ばして届く位置、しかも目の前は穴ぼこ。ウーン、ザックをおろし空身で上がり上から引き揚げようかとおもったが、エーイママヨ、懸垂の要領で上がった。
何か滝を通り過ぎたが良く覚えていない、F7も滝の感じがしない、なんとなく過ぎる。左から金冷し沢が入ってくる。この辺りまで来ると疲れてきた。尚も大岩の間をヨロヨロと進めば正面に端正な滝が出てきた。
F8大滝。近づいてみれば水量こそ少ないがボロボロザラザラの岩。登るという話は出来ない。右に巻道がある筈だ。私の足は大分くたびれて先行すると落石を起こしそうなので、ここで先頭を交代。イヤ、これは巻道なんて物ではない。薄草の生えている急斜面にロープが垂れているだけ。登山ロープやらトラロープやら危なっかしい木の根の支点、すり切れたロープ。慎重にのぼる。
F8の上あたりはとても明るい。又二股、左は涸れているが右に水流あり。水流といっても岩肌をぬらしている程度。右に行く。
また滝、最後のF9だろう。これで10mもあるかな、あたりは青白い岩肌。
左右は滅茶苦茶にボロボロ。左にカンテらしき物がある。少しは体重を支えてくれるだろう、取付く。見上げると見下ろすではえらい違い、高度感を感じる。もしかしたら触った石諸共落ちるのかな。何とかクリアー。
目の前に人工物らしいものが出た、錆びた蛇籠も転がっている、壊れた堰堤、ここが水無川の源流。
もう少しだ。見上げれば手の平大、又人頭大の浮石がズーツと続いている。
何か掴まるものが欲しいが何もない。小尾根に逃げようと言う。入った小尾根も又地獄、生えているのは皆アザミの枯れた物、掴めば痛い。上に人の姿が見えた。這い上がった登山道は塔ノ岳への最後の上り口付近。全身棘だらけで私はアザミの守護神か。
塔ノ岳山頂は見た事も無い混雑。
ここで偶然にも梓会員の3人連れにお会いする、これから丹沢山で泊りだそうだ。
帰路は源次郎尾根を下る、階段がなく天神尾根よりはるかに良い。花立から1時間で戸沢出合に着いた。
いつものことながら戻ってしまえば楽しい思い出ばかり。確かに濡れずに登れる沢でした。
TW記 / KN一部記および写真
安達太良山 紅葉 [梓山の会山行]
安達太良山
メンバー:4名
平成26年9月26日(金)晴れ
8時、渋沢駅に全員集合、安達太良山に向け元気よく出発。途中渋滞もなく、東北道を快調に飛ばす。那須を過ぎ、車窓に安達太良山が・・・。「あの乳首みたいのが安達太良山だ~」。15時を過ぎた頃、あだたら野営場に到着。天幕は我々だけ。途中で仕入れたつまみで乾杯。明日の登頂を誓いしばし歓談。
9月27日(土)晴れ
早起きにはめっぽう強い前期高齢者軍団、朝5時過ぎには全員起床、そそくさと朝食を済ませ、天幕を撤収「いざ、出発」(6時00分)。奥岳駐車場からはスキー場脇の整備されたつづら折りの林道、途中、花の先生から貴重な講義を聴きながら、汗を流すこと2時間。立派な造りのくろがね山荘に着く。ここからの鉄山にまとわり付いた紅葉は言葉にできないくらい美しかった。いよいよ、これから峰の辻まではつづら折りの急登、息を切らせながら喘ぐこと1時間、息はゼイゼイ目はうつろ。安達太良山に着くころにはロープウエイからの登山者で結構なにぎわいとなった。山頂は人だらけ、360°の眺望も楽しむ余裕もない。そそくさと下山とする。ここから薬師岳までの紅葉がまた、すばらしく、にしき絵のようでした。素晴らしい紅葉を振り返りながら一気に薬師岳に下る。ロープウエイは使わず、頑張って紅葉を背に一路、駐車場を目指して下山。(14:00)
楽しい安達太良山でした。
薬師岳からの紅葉
M.S記(一部抜粋)