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塩見岳から蝙蝠岳へ [H21年梓山の会山行]

 8月19日(晴):鳥倉林道ゲート(13:45)…三伏峠天幕場(16:30)  

 ゲート脇の駐車場は満車状態、途中の駐車場も満車だったのでかなりの人が入山している様子。ゲートから更に林道を歩き登山口の所で小休止。ここから樹林帯の登りになり、展望は利かないが焼かれずに済み助かる。峠まであと一息という所で展望が開け、甲斐駒、仙丈岳が望まれる。三伏小屋に天幕を張る予定だったが、様子が変わっており三伏峠に幕営。台風の影響か夜半から明け方まで風の音に悩まされる。空にはこぼれる程星が耀いている。

 8月20日(快晴):三伏峠(5:30)…塩見小屋(8:20)…塩見岳(9:45)…蝙蝠岳(13:00)…徳右衛門岳(16:30) 090919~22塩見岳 023a.JPG  

 4時少し過ぎに起床。明るくなってから今日の目的の蝙蝠岳に向かう。一登りで三伏山に立ち本谷山で小休止。目の前に大きく塩見岳が見える。がぜん闘志が湧くところだが、トレーニング不足の老ハイカーは逆に気持ちに萎えが来てしまう。樹林を抜けると塩見小屋が現れ小休止。ここから天狗岩までの登りがなかなか辛く、ようやく最後の岩場になり手も動員し登りきる。山頂からの展望は素晴らしく百名山に恥じないだけのことはあり、自分には珍しく20分の滞在になってしまった。

 山頂から北俣岳に下り蝙蝠岳への分岐で小休止。見上げると塩見岳のバットレスは、紅葉が始まっておりハイマツとのコントラストが美しい。ここから眺める蝙蝠岳までの稜線は、あまり起伏が無さそうに見え鼻歌混じりのコースと思えたのだが、

090919~22塩見岳から蝙蝠岳 045a.JPG

 老ハイカーにとって簡単にはいかない辛いコースだった。何度か山頂らしき頭に騙され、ようやく誰も居ない山頂に至り、目の前に間ノ岳、農鳥岳、富士山、荒川岳を置き大休止をとる。(暫く山座同定に時を費やし、白根南嶺の遥か向こうに丹沢山塊・大山と思しき山塊を見つけることができました。)

 今日は、ここを少し下った所で幕営する予定だったが、水をたっぷり飲みたいという誘惑に負け、徳右衛門岳まで頑張ることにし貴重な水をゴクゴク、ゴクッと飲み出発。たどり着いた徳右衛門岳山頂には先客が一人。我々も隣に天幕を張らせてもらい、さっそく水場へ。今夜は風も無く、空にはこぼれるばかりの星が耀いている。

 8月21日(快晴):徳右衛門岳(5:50)…二軒小屋(8:55)…転付峠(10:40)…保利沢監視小屋(13:00)  

 4時少し過ぎに起床。昨日は予定よりも行程を稼いだのでゆっくりと出発。二軒小屋までの長い下りに飽き飽きするころ、ようやく東俣沢沿いの林道に出て二軒小屋へ。36年振りの二軒小屋は、見違えるような立派なロッジに変わっており、どこに天幕を張ったのか思い出せなかった。ビールを一本仕入れ、飲もうか飲むまいか迷ったが、これから転付峠への登りを考えザックに仕舞い込む。                                                                                     峠で山へのお別れをし、今日の適当な天幕場を探しながらのんびりと笹の中の登山道を下る。             保利沢出合の監視小屋の脇が気持ち良さそうな芝原になっていたので、ちょっと早いが今日の行動を終わりとする。二軒小屋で購入したビールはまだ冷たく、天幕も張らず早々に乾杯とする。

 8月22日(晴):保利沢管理小屋(5:40)…田代入口(8:05)…新倉バス停着(8:20) 

 4時少しすぎに起床。沢沿いの道を田代入口バス停に向かう。少々早く着きすぎたので新倉の集落まで歩き、無事山行を終了した。そして、ビールを飲みながらバスを待つ。

(田代入口近くにフォッサマグナの大断層露出帯が見られます。今にもバリバリと音がしてきそうな不気味な大迫力です。)

                                                                             T.Mさん記 (写真K.Dさん)

                                          H21.8.19~22 


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