岩手山、早池峰山 [梓山の会山行]
岩手山、早池峰山登頂
「ふるさとの山にむかいて 言うことなし ふるさとのやまはありがたきかな」石川啄木 この詩に惹かれて盛岡の山に行って来ました
1日目:平成26年7月15日(火) 渋沢(5:00)⇒東名・首都・東北、西根IC⇒焼走りキャンプ場(14:00)(テント泊)
2日目:7月16日(水) 焼走りキャンプ場(5:30)→不動平小屋(9:30)→岩手山頂上(10:20)→(ピストン)キャンプ場(14:20)移動⇒早池峰山麓(民宿泊)
焼走りから樹林帯を登る、ハクサンシャクナゲが迎えてくれた。左側は生々しい溶岩流、そこを抜けると、北側から西側へ巻くように、細かな火山礫の道、踏ん張るとズルズルと靴がもぐる。
コマクサが群生している、花びらの先が焼けている、先日の東北、北海道地方の猛暑の影響か、温暖化が加速している。
イワブクロの淡い紫がきれいだ。
ふたたび樹林帯に入る、通りぬけると山頂がもうすぐ、火山礫のジグザグ道を登り切ると、外輪山に出た、火口丘が生々しい。
頂上に到達、
霧と風、南に盛岡の町、北に八幡平が霞んでいる。
「南部♪ー盛岡♪ー雫石♪ー思えば遠ーい ふるさとよ♪ー(歌手:福田公平)」
雨がパラツキ出した、強くなる前に下ることにした。
二日目の宿泊もテントのつもりだったが、雨のために早池峰の麓の民宿を確保した。
三日目:7月17日(木) 河原坊(5:00)→頭垢離(コウベコヲリ)(6:30)→打石(ブツエス)→頂上(8:30)→五合目→小田越(11:00) 小田越(12:00)⇒東和IC⇒東北⇒首都⇒東名⇒秦野(22:30)
河原坊からコメガモリ沢沿いを直登、ごつい岩だらけ。振り返ると薬師岳がきれいな稜線を描いている。足元には「ハヤチネウスユキソウ」が迎えてくれた。
シルクをまとった貴婦人かな?天気も気分も言うことなし。
今にも落ちそうな、打石、ブツエシと呼ぶそうです、訛っているのがいいですね。
鎖場を登り、岩の間をよじ登るとほどなく頂上。
信仰の山として、昔から大切な場所として崇められている。
頂上からの展望は、周囲淡々とした奥州の山並み、あれが何山、これは何山の知識が無くて、ただ広大さだけに見とれた。
下りは尾根沿いに小田越に下りた。
林道から見た早池峰山は、赤茶けた高原のように見える。
今回登った山は2,000M前後で、天気も崩れずほぼ計画通り登れた。岩手山は登山路がはっきりと整備され、早池峰山は携帯トイレの持参が必須、またパトロール員が巡回されていた。民宿もきれいで親切で、食事も沢山の山菜が出て美味しかった。東北の人とも触れ合いができて、気持ちの良い登山ができた。
KE記
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