手沢右岸尾根から大室山 [梓山の会山行]
手沢右岸尾根から大室山
H27年2月28日
メンバー:9名
行程:西丹沢自然教室8:40→用木沢出合→手沢右岸尾根取付き9:10→P1055→P1543→大室山山頂13:10→犬越路避難小屋→用木沢出合→西丹沢自然教室16:15
大室山から南下して用木沢出合近くで白石沢に流れ込む手沢の右岸尾根を上ってきました。
用木沢出合直ぐ先の手沢橋を渡った右が源頭から直線的に南下する手沢右岸尾根の取付です。
見上げる急傾斜を慎重に、15分の踏ん張りで幾分傾斜は緩みますがまだまだ苦しい。
尾根が細ると白ザレの地表に緑の苔、心なごむ景色に出会いますが、粒子の荒い足元は不安定でズルッと滑るお寒い状況です。
第一目標の1055mピークに西丹沢自然教室から2時間かかって到着です。
大室山はまだまだ高い。
880mで2俣に分れる手沢、左俣は大室山の西隣のピーク1543mピークに詰めます。
1055mピークから白ザレと苔が一段と美しくなりますが、
右の手沢と左のトリキ沢が両側から迫り上がる標高1040m辺りは見下ろす谷との高度差に身震いします。
露岩の急登をしばし、11:15ようやく落ち着ける広尾根に出て昼食休憩です。
雪が少なかった今年の丹沢ですが、雪を載せた蛭ヶ岳、檜洞丸等丹沢主稜の峰々が望めます。
5月下旬今年も主稜縦走の計画があります。
明日から3月、冬枯れの山も日一日と春めいて白ヤシオツツジが峰々を彩る日もすぐです。
第二目標の1543mピークまでも苦しいのぼりが続きます。
「そろそろ傾斜が緩んでもいい頃なのに」と何度思ったことでしょう。
1543mピーク上の山梨県と神奈川県の県境(甲相国境稜線)に出ると雪が残っていました。
リーダーの計画には雪の手沢右岸尾根が念頭にあったはずですが、「雪がなくて助かった」と、胸をなでおろした私です。
稜線からは一般登山道を犬越路分岐から東に大室山山頂をピストンしました。
帰路は犬越路を経て東海自然歩道の用木沢出合に出て、西丹沢自然教室に下山しました。
苦しみましたが、振り返れば楽しい山行でした。
K.D記 K.N写真
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